本州に住むニホンジカの亜種でより大型。森にすみ、オスで体重100kgを越えるものもいる。北海道全域に生息する。秋の繁殖期を除くとオスとメスは別々の群れで生活します。メスは春に1~2頭の子を産みます。誇示かは独り立ちするまでメスの群れと行動を共にします。明治期に大雪と乱獲によって絶滅に瀕しましたが、近年は増えすぎて駆除の対象になっている地域もあります。
※野生動物です。必ず観察できるとは限りません。
ユク 【yuk】
エゾシカは石狩川筋のアイヌにとって、食料ではあったがカムイ(神)ではありませんでした。神が人間のためにばらまいたもちのようなもので、食べればよいのだと考えていました。かつては、北海道アイヌの重要な食料源であり、毛皮・角なども生活用具の素材や交易品として幅広く活用されていました。