日本最大の陸上哺乳類。大きな固体では体重400キロに達します。親子の場合と繁殖期以外は単独で生活し、メスは冬眠中に2から3等の子供を産みます。子グマはもう一冬母グマとともに冬眠し、2年目の夏に独り立ちします。大雪山のヒグマの採餌は植物食が中心で、草類、根、木の実、昆虫、動物など何でも食べます。動物食としては、アリなどの昆虫やエゾシカの遺体などを食べます。一日の活動は昼夜を問わず行います。冬眠場所は樹林帯の木の根元の穴などで、銃網は野生下で長いもので30年ですが、実際には10年を超える固体は少ないといわれています。北海道の自然に踏みいれるためには、最低限のヒグマに対する知識が必要です。ヒグマについては「知床自然センター」HPに詳しい。
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http://www.shiretoko.or.jp/
※野生動物です。必ず観察できるとは限りません。
キムンカムイ 【kimunkamuy (山に・居る・神)】
ほかにkamuy(神)と省略的にいうことも多い。たくさんいるカムイ(神)の中でカムイというだけで、ヒグマを指しそれだけで通じるのは、北海道のアイヌ民族にとっていかにヒグマが身近で大切な存在であったかがうかがえる。方言の違いやクマの年齢や性質などの特徴でいくつもの呼び名があります。