美しい紫色の花畑と、風に乗って漂う甘い香り…。南フランスなどプロヴァンス地方の花、ラベンダーが、今では富良野の夏の風物詩になりました。
富良野市内と近郊のラベンダー園をくまなくご紹介します。カフェやショップが併設されている農園もあります。また、開花に合わせて各地でイベントも開催されます。
ラベンダーは地中海沿岸地方原産のシソ科の高さ約60cmになる小低木です。 7月~8月が見頃。
リラクゼーションに使用されるポピュラーなハーブで、ローマ時代、入浴のときの香水として用いられたため、ラテン語のLAVO「洗う」という意味の学名がつきました。
ラベンダーの香りには、精神を和らげる効果があります。
中でも体のリズムを整える作用があり、睡眠のリズムや体のリズムを整える香りは、心身をリラックスさせてくれます。富良野のラベンダー畑の中でたたずんで、心身共にリラックス&リフレッシュしましょう。
早咲きで、花色は「おかむらさき」や「はなもいわ」と比べ、つぼみのときはとくに赤みをおびています。香りは爽やかさのなかに奥ゆかしい深みを感じさせ、化粧品香料に向いています。
中手咲きで、花色は標準的でやや淡紫。香りは典型的なラベンダーの爽やかさを持っており、化粧品香料として使われるほか、ドライフラワー、ポプリなどに向いています。
つぼみのときは白っぽい淡緑色。香りはもっとも爽やかな感じを持ち、オイルの収率もよく、化粧品香料のなかでもシャンプー、石鹸に向く。また丸みをもった花粒を乾燥させたハーブティーもおすすめです。
最近北海道で見られ、つぼみのころから濃い紫色を見せ、観賞用栽培種として親しまれてきました。「ようてい」の異形株から増殖したもののようです。